高岡と呼ばれるようになったのは?



 「高岡(たかおか)」の地名(ちめい)は、今から約390年も前の、慶長(けいちょう)14年(1609年)につけられました。

 そのころ、現在の富山県を支配(しはい)していた加賀藩(かがはん)の二代藩主(はんしゅ)・前田利長(まえだ としなが)が、現在高岡市内の中心部となっている「関野(せきの)」の地に城(しろ)<いまの「古城公園」です>を築(きず)き、中国で最も古い詩集「詩経(しきょう)」の中の

  「鳳凰鳴矣于彼高岡」 

  <鳳凰(ほうおう)(な)けり彼(か)の高岡(たかおか)に>


という一句にもとづいて名づけたのです。