第7回ミニコンサートと講談の夕べ


 万葉を愛する会20周年記念事業として、「第7回ミニコンサートと講談の夕べ」が行われました。万葉歴史館ラウンジにあつまったのは100人を越える方々。夕刻6時半から開演しました。

女性コーラスともしびのみなさん

第1部は、網谷ヒデ子さんと女声コーラスともしびのみなさんが松井千代子さんのピアノ伴奏のもと、万葉集にちなんだ曲「もののふの」「玉くしげ」「越中三賦」「平城山」を歌いました。

網谷ヒデ子さんとともしびのみなさん

 松井千代子さん

「越中三賦」は、松井千代子さん作曲の新作で、このたび初めて披露されました。歌のイメージがとてもよく表現された旋律に、家持が越中をめぐりあるく様子や、目にした光景が眼前に浮かび上がるような作品でした。

追分映子さん
追分映子さんによる「平城山」の独唱もすばらしいものでした。        
続いて高岡出身の作曲家室崎琴月の「夕日」や文部省唱歌の「海」、そして美空ひばりの「東京キッド」「りんご追分」「おまつりマンボ」といったなつかしい歌が披露され、コンサートはいっそう楽しく盛り上がったものになりました。

岡本三千代さん作曲の「高岡旅情」で第1部は終了しました。

 ドリンクと万葉にちなむお菓子を楽しんだ休憩の後は、第2部のはじまりです。

高岡市出身の講談師、神門久子(かんどひさこ)さんが、「大伴家持妻を想ふ」(荒井到 作)と「応挙の幽霊」(古典)の2作品を演じました。

 神門久子さんと会場

「大伴家持妻を想ふ」は、越中万葉時代の大伴家持をとりあげた作品、妻である大伴坂上大嬢を思う単身赴任の家持が、部下池主の気遣いや少咋の引き起こす不倫騒動を絡めて語られました。高岡市出身の神門さんによる「大伴家持妻を想ふ」としては記念すべき高岡初演でした。

神門久子さん 

2本目は古典の名作「応挙の幽霊」。円山応挙が、幽霊画の大家として知られるきっかけとなった幽霊「紫」との出会いと紫の二親を求める家族愛が聞き応えのある名調子で語られました。神門さんの師匠神田愛山さんの川柳「冬は義士 夏はおばけで 飯を食い」のとおり、夏らしい幽霊話でした。

 記念撮影

最後は万葉を愛する会理事のみなさんと記念撮影。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。