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高岡万葉セミナーの講演録
初期万葉にあって、ひときわ光彩を放つ遊宴の花・額田王。その波乱にとんだ人生を歌を通じて探る

平成17年10月30日(日)

会場:高岡市万葉歴史館/講義室

受講料1000円
定員:先着120名
申し込みは電話・FAXなどで万葉歴史館まで
※周辺に食堂がありませんので、昼食を済ませておいでください。



開講式(13:00〜13:10)

第1講(13:10〜14:40)

大津京と蒲生野(がもうの)遷都計画
講師:林博通(滋賀県立大学教授)

 万葉集には近江国を舞台として多くの歌が詠まれている。その中心は、古代史の一大画期をなした大津京であり、蒲生野であった。江戸時代以来探し求めてきた大津京の宮殿の位置は判明し、その構造も明らかになりつつある。また、天智天皇は蒲生野に遷都する動きも見せた。蒲生野の遊猟も遷都に関係するものとみられ、その具体的位置も推定できる。当時の内外の政治情勢をも絡めながら大津京と蒲生野遷都について考える。

第2講(14:50〜16:20)

額田王の歌の伝来について
講師:廣岡義隆(三重大学教授)

  初期萬葉の中心をなす額田王の歌々は、どのようにして伝わって来、どのような経過を辿って『萬葉集』に掲載されることになったのでしょうか。歌巻の巻第一と巻第二とに載る歌々の総体を対象とし、それらを歌群として把握することによって、このことを明らかにしたいと思っています。「見て来たような嘘を言い」ではなくて、分析することによって動かぬ実相を提示し、これまでの疑問についても明らかにしたいと思っています。





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