学習講座
「万葉集をよむ」

 
講座の風景
学習講座「万葉集をよむ」は、高岡市万葉歴史館で月1回土曜日に行われている講座である。巻頭から順に読み解いているそうだ。
受講者の様子 八月三日に行われた講座では、巻三の395番歌から399番歌が取り上げられていた。かなり専門的な内容であるにもかかわらず、誰にでもわかりやすく説明されているところがすごい。身近な話題も織り交ぜながら語られ、話の中にぐいぐいと引き込まれていった。初めて万葉集に触れる人も、万葉集に詳しい人も、十分に楽しめると思う。何年間も講座に足を運ぶ方が多いのも頷ける。
 聴講する人たちは、自発的に参加されているだけあって、みんな熱心に耳を傾けている。和やかな中にも適度の緊張感があり、とてもよい雰囲気である。
受講者は、ご年配の方が多いようであったが、若い人にも聴いてもらいたいと思った。恋の歌なども多く、おもしろい。
今回扱われた歌は、譬喩歌ということで、万葉人のものの見方や表現の仕方がおもしろいと思った。それに対して、現在のわたしたちは、普段どのようなものの見方や表現の仕方をしているのだろうか。あらためて考えてみたいと思った。
講座
  
  
注 このページは、平成14年度の博物館実習で、実習生が作成いたしました。