高岡市万葉歴史館



小野寛特別顧問は、平成25年4月1日付で名誉館長に就任いたしました。
以下は、平成23年4月の特別顧問就任時の文章を一部修正したものです。

●ごあいさつ
 前館長の小野です。平成16年(2004)3月、駒澤大学教授を定年退職し、4月から高岡市万葉歴史館館長に就任し、7年つとめて、本年3月退任しました。その間、研究機能の充実、全国万葉集研究者・愛好者へのサービスを充実、最新の研究情報と研究成果を踏まえた企画展示の刷新充実、研究員による万葉集および古代史の学習講座の充実、これは館長自ら毎回新たな手作りの資料を提供して、いずれも全国に誇りうる最新の講義を心掛けています。以上すべてが当館の研究活動だと心得ています。そして館長と研究員とで、国立大学法人富山大学の人文学部の専門科目の特殊講義と全学向けの教養教育科目の講義(「越中万葉」をよむ)を担当し、5人のリレー式で全国大学のどこにもないユニークな講義を展開しています。また、高岡市を中心に周辺の小中高校からの要請に応えて「越中万葉」の出前教室に出掛ける業務も定着しました。
 小野の退任後は、新館長として奈良女子大学名誉教授坂本信幸先生が新しい感覚で、独自の個性をもって、2011年、平成23年4月より万葉歴史館開館21年目、人間で言えば成人元年からの新しい歴史に踏み出して下さいました。私は特別顧問として、即かず離れず、大伴家持とともに高岡市万葉歴史館にかかわっていきたいと思っています。一人でも多くの皆さんに来館していただきたいと願っています。
平成23年4月1日   
  
●プロフィール
 昭和9年(1934)1月、京都市に生まれる。奈良県立奈良高等学校から昭和28年(1953)東京大学教養学部文科2類に入学。昭和32年(1957)東京大学文学部国文学科卒業。昭和38年(1963)年 東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻修士課程修了。その時、学習院女子中高等科教諭。昭和41年(1966)学習院大学文学部講師を兼任。昭和43年(1968)学習院女子短期大学助教授、同48年(1973)教授。昭和55年(1980)駒澤大学文学部教授に転出。平成16年(2004)定年により駒澤大学教授を退職、駒澤大学名誉教授の称号を授与される。上代文学を専攻し、『万葉集』の研究、大伴家持の研究に従事する。
 平成16年4月1日、高岡市万葉歴史館館長に就任。平成23年3月、同館長を退任、特別顧問を委嘱され、平成25年4月より同館名誉館長。上代文学会顧問。四季短歌会顧問、歌誌『四季』に「万葉集講読」連載中。
 編著書に『新選万葉集抄』(笠間書院)、『年表資料上代文学史』(共著、笠間書院)、『大伴家持研究』(笠間書院)、『和歌大辞典』(共編、明治書院)、『孤愁の人 大伴家持』(新典社)、『上代文学研究事典』(共編、おうふう)、『万葉集歌人摘草』(若草書房)、『萬葉集全注 巻第十二』(有斐閣)、『大伴家持大事典』(編著、笠間書院)、『コレクション日本歌人選 大伴家持』(笠間書院)などがある。

※小野寛名誉館長による学習講座「大伴家持とともに」は、年3回開催。


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