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引き折ったほおの木の葉を見たときの歌二首のうちの一首目。法会で経典について講義する僧である恵行の作。
〈作者〉恵行ゑぎやう
〈歌体〉短歌
 
読み下し文 原文 よみ
題詞
ぢ折れる保宝葉ほほがしはを見る歌二首
引き折ったほおの木の葉を見た時の歌二首
見攀折保宝葉歌二首
わが背子せこが ささげて持てる ほほがしは あたかも似るか あをきぬがさ
あなたが捧げて持っておられるほおの木の葉は、まことにそっくりですね、青いきぬがさに。
吾勢故我 捧而持流 保宝我之婆 安多可毛似加 青盖
わがせこが ささげてもてる ほほがしは あたかもにるか あをききぬがさ
左注
講師かうし恵行ゑぎやう
講師僧恵行。
講師僧恵行
植物
保宝葉ほほがしわ
  ホオノキ。落葉高木。山地に自生。葉が大きく20〜40?になる。5・6月に若枝の先に15?の芳香あるクリーム色の花をつける。葉は食物を盛るのに用いられた。正倉院文書にも「保々柏」の表記がある。万葉集には、僧の恵行が大きな葉を貴人がかざす蓋にたとえて大伴家持を讃美した越中万葉歌の贈答歌のみ。