「万葉集」には何人の歌が載っているの?


 「万葉集」には、514名(めい)の歌が載(の)っています。

 ただし、この数字(すうじ)には「妻(つま)」「おとめ」などのように、どこの誰なのかわかっていない人(ひと)も含(ふく)めてあります。
 また作者名を記(しる)していない歌を含めていません。

 ところで、514名のうち400名が男性(だんせい)、114名が女性(じょせい)です。
 もし興味(きょうみ)があったら、僧侶(そうりょ)や防人(さきもり)の人数(にんずう)も数(かぞ)えてみてくださいね。


 「万葉集」には、作者名を記していない歌がたくさんあります。
 それらを「作者未詳歌(さくしゃみしょうか)」と呼びますが、2103首もあるそうです。もし、これらの歌をすべて別々の作者の歌として数えると、2617人の歌が載っていることになりますね。
 作者未詳歌の作者を何人と数えるかで、答えはずいぶん変わってきます。


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