「まんようしゅう」を「まんにょうしゅう」と発音(はつおん)するようなことを「連声(れんじょう)」といいます。

 たとえば「因縁」は「いんねん」と読(よ)みますが、本来(ほんらい)この 「因縁」という漢字の発音は「いん+えん」です。
 それを「ねん」読んでいるのは、うしろの漢字(かんじ)のはじめの音が、前の漢字の最後の音によって変(か)わってしまったためなのです。
 こういったことを「連声」というのです。

 ローマ字を習(なら)うようになると、すこしわかりやすくなります。
 IN(いん) EN(えん) が INEN となったというわけです。