「万葉集」の歌の数え方にも、いろいろな方法があります。

 たとえば、同じ歌が2度載(の)っている場合(ばあい)、それを1首と数えるか2首と数えるか、など、いろいろな細(こま)かい点で違(ちが)いが生(う)まれるのです。

 万葉集は「4516番」の大伴家持の歌で終わっていますが、正確(せいかく)には4536首が正しいとする意見(いけん)が優勢(ゆうせい)です。