正月特別展示が終了し、平成24年度最後の回廊展示をはじめました。
テーマは「絵と写真でたずねる越中万葉ゆかりの土地」。
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第34回越中万葉かるた大会
1月20日(日)、第34回越中万葉かるた大会が高岡市福岡町のUホールで行われました。約750人が参加しました。
市内15の小学校と中学校4校、氷見市湖南小、一般の総勢約750名が参加しました。
当館からは坂本館長、蒲田副館長、関主幹が出席。
井上博道先生追悼コーナー
奈良や万葉集をテーマに大和路の写真を撮り続けてきた写真家・井上博道氏が平成24年12月12日に逝去されました。
当館では今年の2月4日(土)から2月25日(日)までミュゼふくおかカメラ館の企画展「井上博道の眼(まなこ)」展の会場として、万葉集をテーマとする写真を中心に作品40展を展示していたばかりです。
平成13年春の特別企画展「柿本人麻呂とその時代」でも「井上博道のえがく藤原京の世界」コーナーを設けました。今回はその時の作品7点を追悼コーナーとして展示しています。
地下の図書室でも、井上先生の作品集や撮影された写真が掲載された図書を展示しています。
右下は「井上博道の眼(まなこ)」展のときにいただいた色紙。
別冊太陽の最新万葉集特集「万葉集の入門」にも先生の写真が掲載されています。
平成25年1月28日(月)まで展示しています。
井上先生ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
平成24年度正月特別展「越中万葉かるた展」
正月特別展がはじまりました。今年も越中万葉かるた体験コーナーを2台もうけています。かるたはあらかじめ設置していて、パソコンでかるた百首の朗詠をランダムでくりかえし再生していますので、座ったらすぐに始めることができます。越中万葉かるた大会に参加する方はもちろん、はじめての方にも、ぜひ挑戦してみてほしいコーナーです。最初は、詠まれているかるたがわからなくて、次の歌の朗詠がはじまることもしばしば。研究員は、かるた取りの練習はしておらず、ずぶの素人ばかりです。慣れた小学生の方がよっぽど強い。展示初日はさっそく伏木小学校の生徒さんがやって来て遊んでいってくれました。
今年は3回かよって遊んでくれた方に、プレゼントを用意しています。ぜひやってみてね。
お正月特別展の方は、各地の万葉かるたとして、今年は筑紫万葉かるた、味真野万葉かるたを展示しています。
もちろん、村閑歩氏による原画に、近藤芳竹氏の書による歌が記された「越中万葉かるた屏風」も展示しています。
こちらは昭和改元を記念して作成された万葉百首絵かるた。
寄贈いただいた、布尾良策作「六歌仙屏風」と藤田紫山書「朝床尓」も期間中展示しています。
高岡万歴日記「布尾良策書画『六歌仙屏風』、藤田紫山書『朝床尓』寄贈いただきました。」
会期は1月28日(月)まで。火曜日と12/29~1/3のお正月期間はお休みです。
布尾良策書画「六歌仙屏風」、藤田紫山書「朝床尓」寄贈いただきました。
万葉歴史館に新たに2つの作品を御寄贈いただきました。11月28日(水)、正月特別展にあわせて展示し、感謝状贈呈式をとりおこないました。
六歌仙屏風は、氷見市出身の日展作家、故布尾良策氏の作品。六歌仙の人物画とそれぞれの和歌が記されています。布尾良策氏は洋画を数多く描かれていて、こうした屏風はめずらしいようです。長男の妻布尾和子様に、館長より感謝状をお渡ししました。
書は、高岡市出身の書家故藤田紫山氏による作品「朝床尓」。大伴家持による、
朝床に 聞けばはるけし 射水河 朝漕ぎしつつ 唄ふ船人(巻十九・4150)
の歌が大書されています。藤田紫山氏は日展作家で、日本書芸院にも入選しています。奥様の藤田佳子様に感謝状を受け取っていただきました。
2つの作品の前で、記念撮影をしました。
両作品は、2013年1月28日(月)までの正月特別展の期間中、公開させていただきます。その後、歴史館で収蔵し、展示に活用してまいります。すばらしい作品をいただき、誠にありがとうございました。