カテゴリー別アーカイブ: 講座

高岡万葉秋季セミナー「万葉集と環日本海2」

上野誠氏川崎晃氏10月30日(日)に、秋季セミナーを開催しました。テーマは夏季にひきつづき「万葉集と環日本海」。

第1講は、上野誠・奈良大学教授による「天平五年遣唐使・平群広成の旅」。

唐だけではない東アジア諸国を旅した遣唐使像を平群広成を通じてとらえました。

第2講は、川崎晃・慶應義塾大学非常勤講師・元高岡市万葉歴史館学芸課長による「古代日本と蝦夷・渤海」。

古代日本が渤海国や蝦夷とどのように向き合おうとしたかということを考えました。

 

今回は、上野誠先生のファンと川崎晃先生の学芸課長時代からファンが集結。86名の方に参加していただき、盛況でした。ありがとうございました。


●R1032412

伏木高校「越中万葉パビリオン」

9月30日(金)・10月1日(土)の両日、伏木高等学校の文化祭「府丘祭」で、移動展示「越中万葉パビリオン」を同校の図書委員会の皆さんと共同で開催しました。

ミニ講座の様子

ミニ講座の様子

10月1日(日)午後1時から新谷総括研究員によるミニ講座も行い、40人ほとの皆さんに、二上山や渋谿(現在の雨晴海岸)・立山といった、身近な越中万葉の故地について、楽しくお話しました。

展示風景

展示風景

越中万葉歌枕マップも展示

越中万葉歌枕マップも展示


夏季高岡万葉セミナー「万葉集と環日本海1」

8月20・21日(土・日)の2日間にわたって、2011夏季高岡万葉セミナー「万葉集と環日本海1」を開催しました。

夏季セミナー1

 今年のテーマは「万葉集と環日本海」。万葉の時代、日本海は大陸への表玄関でした。日本海に面した富山県ならではのテーマです。第一線で活躍中の5人の研究者に、日本海をめぐる万葉集やその時代に関するご講演いただきました。

藤本幸夫氏

第1日目第1講は、藤本幸夫氏(麗澤大学大学院教授・富山大学名誉教授)による「古代日本語と朝鮮語」。日本語と朝鮮語の類似性から、近年発見の返り点による訓読、角筆オコト点による訓読などを通じて、古代日本語表記法との違いについてのお話でした。

辰巳正明氏

第2講は、辰巳正明氏(國學院大學教授)の「環日本海交流と古代漢詩の出発」。古代の環日本海の交流がもたらした漢詩文化-懐風藻の漢詩の出発を話されました。

藤田富士夫氏

第2日目の第3講は、「日本海文化の中の古代越中」と題して、藤田 富士夫氏(敬和学園大学非常勤講師)の講義。「古代越中」の領域と、環日本海交流の一断面として『古事記』八千矛神の沼河比売求婚などを紹介。考古地誌学的視点もふまえて古代越中の基層文化の特徴を話されました。

梶川信行氏

第4講は、梶川信行氏(日本大学教授)の「万葉集と朝鮮半島」。朝鮮半島から渡来した人たちの子孫の活躍を見据えることで、東アジアの中の文学としての『万葉集』という一面を明らかにされました。

平舘英子氏

第6講は。「遣新羅使人たちの航路の歌」と題する平舘英子氏(日本女子大学教授)の講義。天平8年夏6月、新羅に向けて難波を出航した使人たち一行の歌群が、瀬戸内海の景をどのように表現しているのかということについて考察されました。

夏季セミナーは、盛会でした。ありがとうございました。秋季セミナーは「万葉集と環日本海2」として、上野誠氏(奈良大学教授)と川崎晃氏(慶應義塾大学非常勤講師・元高岡市万葉歴史館学芸課長)のお二人にお越しいただきます。夏季セミナー不参加の方でも、秋季セミナーだけの受講が可能です。ぜひお申し込み下さい。

●秋季高岡万葉セミナー「万葉集と環日本海2」
●期日  平成23年10月30日(日) 13時~16時30分
●会場  高岡市万葉歴史館/講義室
●受講料 1200円
●定員  先着120名 
第1講「天平五年遣唐使・平群広成の旅」 講師…上野誠(奈良大学教授)
第2講「古代日本と蝦夷・渤海」 講師…川崎晃(慶應義塾大学非常勤講師・元高岡市万葉歴史館学芸課長)

詳細はこちら。


越中万葉故地めぐり・射水方面(2011.06.05)

 恒例の故地めぐりを行いました。今年は射水方面。射水方面なんて、何度も行ったことがある、って思いがちですが、知っていると思う所ほど、行ってみると、だいぶ変わっていたり。

 新湊大橋ができてしまうと廃止されてしまう富山新港の渡し船に乗るなど、関主任研究員ならではのマニアックで楽しい行程となりました。

新湊の放生津八幡

新湊の放生津八幡

富山新港の渡し船に乗船しました

富山新港の渡し船に乗船しました

建設中の新湊大橋がよく見えます。

草岡神社

草岡神社 石黒信由の絵図にも載っています

新湊弁財天

新湊弁財天の前で記念撮影

昼食

露天風呂付きで大好評の昼食

串田新遺跡

串田新遺跡。二上山を眺めます。伏木との距離感を体感。

中田のあしつき公園。佐佐木信綱歌碑。

中田のあしつき公園。佐佐木信綱の万葉歌碑。

葦附の歴史を研究員が解説

葦附(あしつき)について研究員が解説。あしつきの歴史はけっこう複雑。

 


第1回「日めくり万葉集」を読む

坂本館長

当館の新機軸、館長講座「『日めくり万葉集』を読む」がはじまりました。坂本館長による万葉集入門講座です。

NHK教育で放映されている「日めくり万葉集」を坂本館長が監修していることから、そこでとりあげられた歌について監修者の立場からより詳しい解説をおこなっていきます。これから新しく万葉を勉強してみたいという方にはぴったりの内容です。

DVD上映

最初に『日めくり万葉集』を鑑賞。それを教材にして、配付資料を見ながら万葉集の歌を理解していきます。

今回は「あをによし奈良の都は咲く花のにほふが如く今盛りなり」(小野老、巻3・328)。

枕詞「あをによし」の解し方、「咲く花」とは何なのか等、進むにつれて一首の世界が広がり、理解が深まる講座でした。