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第34回越中万葉かるた大会

1月20日(日)、第34回越中万葉かるた大会が高岡市福岡町のUホールで行われました。約750人が参加しました。

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市内15の小学校と中学校4校、氷見市湖南小、一般の総勢約750名が参加しました。

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当館からは坂本館長、蒲田副館長、関主幹が出席。

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祝!入館者100万人達成!!

 平成25年1月19日(土)、高岡市万葉歴史館開館以来の入館者が100万人に到達しました。

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100万人目のお客様は岐阜県可児市鳩吹台の主婦近藤小夜子さま。髙橋正樹高岡市長が花束を贈呈。

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館長からは記念品の丸山幸一さんのかたかごの切り絵を贈呈しました。当日午前中に急きょ来館予約が入った岐阜県可児市のハイキングサークル「かたびらっ子」の皆様がみごとに100万人目と前後賞を獲得されました。とってもタイムリーな御来館、誠にありがとうございました。おめでとうございます。

1990年10月の開館から22年3カ月目で達成しました。次は150万人をめざして館員一同頑張ります。これからも高岡市万葉歴史館をよろしくお願い申し上げます。

中日新聞の記事はこちら。


春の特別企画展「万葉花ものがたり─桜─」

 

 いにしえより日本人の心を引き寄せてやまない桜──。
 万葉集にみられる桜の歌を紹介しながら、その美しい歌世界と桜の持つ文化的背景を、桜の季節に合わせ、庭園で咲く桜と共に楽しんでいただけたらと思います。

 ここでは、少し展示内容についてご紹介しましょう。

 最初のコーナーでは、現代の桜と古代の桜、万葉の桜について。現代の桜の代表格ソメイヨシノと古代の野生種とでは、鑑賞の仕方や、歌の詠まれ方も違ってきます。

 

 

IMG_3204 次のコーナーでは、日本神話にみられる桜について。コノハナサクヤヒメには、実はコノハナチルヒメという妹もいます。二人に共通するものとは…。鈴木靖将先生の「咲きて散りなば」は、梅から桜に替わっていく春の様子を女性に見立てた作品ですが、ここでは、二人の女神をイメージしています。また、桜の熱愛家である本居宣長の桜に関するエピソードや、富山県が産んだ偉大な国語学者山田孝雄の『櫻史(おうし)』の初期装丁本も高岡市立中央図書館から貸していただきました。また、今年は古事記編纂1300年ということで、国宝真福寺本古事記の複製など、古事記・日本書紀のテキスト類もあわせて展示しています。

IMG_3212 ベンチの前の廊下では、越中万葉にみられる桜について。大伴家持は桜に関する歌を部下の大伴池主とやりとりしたのですが、今回の展示では、大伴池主についてクローズアップしました。家持にとって池主は、どんな部下だったのでしょうか。

 

 「越中万葉の仲間たち」http://www.manreki.com/arekore/nakama/nakama.html」のツイッターの「いけぬし君 @ikenushi 」を通じて、少し作為的なところもありますが(笑)、いくつか歌を紹介しました。ご興味がある方は、その過去ログを御覧下さい。http://twilog.org/ikenushi

 奥の回廊では、歴史館に咲く桜の品種について紹介。1種類の品種だと、すぐに盛りが終わってしまうので、高岡市万葉歴史館では、野生種など数種類の品種を見ることができます。今年の春先は寒くて、桜の開花が非常に遅れましたが、咲き始めたらあっというまに満開になりました。今は、遅咲きのカスミザクラが満開です。詳しくは、「越中万葉の仲間たち」http://www.manreki.com/arekore/nakama/nakama.html」の「おおいらつめちゃん @oiratsume 過去ログhttp://twilog.org/oiratsume」が庭園情報担当ですので、フォローいただけるとうれしいです。

 今週末は、屋上庭園の桜が最後の見頃かと思います。屋上庭園の林の中ではまだかたかご(カタクリ)も咲いていますので、ぜひ御来館ください。

※この展示のために制作しました万葉集や古事記に関する桜のパネルにつきましては、貸出を検討しています。お気軽に御相談ください。

 

研究員による展示解説
4月7日(土)午前10時
4月7日(土)午後3時
4月14日(土)午後4時
4月29日(日)午後4時
5月2日(水)午前10時


かたかご2012

かたかごも、今年は例年より遅いです。今日は数人のカメラマンの方々も撮影に来ていました。今日はラウンジ横で撮りました。屋上庭園も含めると4月10日過ぎまでは御覧いただけそうです。梅もだいぶ咲いてきましたし、柳も若葉を伸ばしはじめています。明日からは春の特別企画展も始まります。春はぜひ歴史館へおいで下さい。


ミュゼふくおかカメラ館で、講座「万葉の景観」がありました。

入口3月4日(日)、ミュゼふくおかカメラ館で、坂本館長の講座「万葉の景観」がありました。現在、カメラ館と歴史館の2会場で開催中の「井上博道の眼展 ‐万葉集と映像の世界‐」の関連行事です。60名の定員がいっぱいになってたいへん盛況でした。

 

金山館長まずはミュゼふくおかカメラ館の金山館長の御挨拶。

今回はカメラ館と歴史館の初のコラボ事業。2館は同じ高岡市民文化振興事業団に所属してるんです。

 

日めくり万葉集坂本館長の講座はまず「日めくり万葉集」の鑑賞から。井上博道先生の回を拝見しました。

愛妻家の井上先生のひととなりがわかる回でした。

 

講座風景講座は井上先生の作品が展示される中で行われました。

今日のテーマは万葉集の時代の景観がどんなものだったか。

奈良にかかる枕詞「あをによし」の意味や、平城京の景観が万葉集にどのように歌われているのかをお話ししました。

講座風景

 

 

 

 

 

 

今回の展示は3月25日まで。ミュゼふくおかカメラ館には170点、歴史館には40点の作品が展示されています。ミュゼふくおかカメラ館の展示は、奈良の大仏や名刹の仏像などが中心で、歴史館は万葉集の世界を中心に展示しています。

東大寺

 

 

 

 

東大寺大きいパネルに東大寺や室生寺の仏さまのお顔がクローズアップされいてとても迫力があります。

 

 

 

 

 

 

奈良の大仏さん

 

 

 

 

大仏殿大仏様を上からとらえた大迫力の一枚。

二階から吹き抜けを見下ろす形で眺められる秀逸な展示です。

 

 

お水取り今はちょうどお水取りの季節。奈良へ行こうかな、そんな気持ちになる写真ばかりです。

 

 

 

室生寺仏さまのお顔はこんな表情だったのかと思わせられる作品が多数展示されています。必見です。

 

 

 

邪鬼の性モノクロ写真には、リアリティや普遍性を感じます。まさに井上博道の世界。

3月25日までの展示です。

暖かくなってきましたから、ぜひミュゼふくおかカメラ館と万葉歴史館においで下さい。ミュゼふくおかカメラ館の通常の入館料600円で歴史館もご覧頂けます。

ミュゼふくおかカメラ館「井上博道の眼(まなこ)」展ホームページへ