大伴家持研究の最前線2


11月21日(日)、開館20周年記念2010秋季高岡万葉セミナー「大伴家持研究の最前線2」を開催しました。

講義風景

廣川晶輝氏

午後1時からの第1講は、甲南大学教授廣川 晶輝氏に「家持作品の時間と空間」と題して講義していただきました。長歌の中に布置した時間の隙間を反歌の時間によって埋める方法や、越中と都との空間-距離が左注の日付にも反映されている家持の作歌方法についてお話しされました。

大濱眞幸氏

午後3時からの第2講は、関西大学教授、大濱眞幸氏。「『三年春正月一日』の賀歌から『萬葉』の賀歌へ」と題し、万葉集の最終歌巻20-4516歌が19年に1度という歳旦立春の雪という幾重にも重なっためでたさを詠んだ歌であることをお話しされました。夏季セミナーから続いてきた家持研究の最前線を、最終歌によって結んでいただきました。

夕月

この日も好天に恵まれ、セミナー終了後には歴史館の庭にも満月が昇って、奈呉の海に月明かりが輝いていました。

ご来聴ありがとうございました。