6月18・19日の二日間にわたって、高岡市生涯学習センター4Fホールで今年度の古事記学会大会が行われました。
一日目は公開講演会。お二人の先生にご講演いただきました。
塚口義信氏(堺女子短期大学名誉学長)
「『古事記』の書名と三巻構成の意味するもの―古代史像構築のための一提案―」
藤井一二氏(富山国際大学客員教授)
「高志国の成立と展開」
2日目は研究発表会。7名の先生方が研究成果を発表されました。
○研究発表会 午前10時~午後4時30分
午前の部 (午前10時~午後12時10分)
『古事記』豊玉毘売と火遠理命の贈答歌について
東京大学大学院生 馬場小百合氏
建御雷之男神の機能
鹿児島工業高等専門学校講師 田中智樹氏
大国主神の「亦名」記載の意義
國學院大學准教授 谷口雅博氏
午後の部 (午後1時30分~午後4時30分)
『日本書紀』崇神紀が語る祭祀の「歴史」―『漢書』成帝紀との比較から―
白百合女子大学非常勤講師 山田 純氏
古事記「凶醜」の訓み
愛知県立大学非常勤講師 大脇由紀子氏
タケミカヅチと藤原氏
早稲田大学非常勤講師 工藤 浩氏
郡郷里名二字表記化の方法について
群馬県立女子大学教授 北川和秀氏
多数の御来場、ありがとうございました。20日は臨地研究で能登方面をまわります。
来年は古事記撰進1300年を記念し、奈良市で開催されます。