10月18・19日の2日間。万葉を愛する会のバスツアーがありました。今年は和歌山。 1日目、早朝6時に歴史館を出発し、高速道をひたすら関西へ。途中、奈良で館長を含む3人が合流しました。
最初の目的地は紀三井寺。「名草山 言にしありけり 我が恋ふる 千重の一重も 慰めなくに(巻七・1213)」の名草山の中腹にあります。
楼門から231段の石段を登ると、見晴らしの良い境内へ。天気にも恵まれ、片男波公園も遠望することが出来ました。
次いで、片男波公園の万葉館へ。
万葉シアター『紀伊国の万葉歌』を見た後、公園奥の万葉の小道を歩きました。「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る(巻六・919)」に因む鶴のモニュメントや「若の浦に 白波立ちて 沖つ風 寒き夕は 大和し思ほゆ(巻七・1219)」の歌碑などがありました。
不老橋を渡り、玉津島神社に着くと、根上り松と犬養孝名誉館長揮毫の山部赤人歌碑が2基ありました。
奠供山にも登って、和歌の浦の眺望を楽しみました。2時間近くも散策しました。
宿泊はダイワロイネットホテル和歌山。
道路と堀越しに夜のライトアップされた和歌山城をや朝日に照らされた天守閣も見ることが出来ました。