万葉歴史館に新たに2つの作品を御寄贈いただきました。11月28日(水)、正月特別展にあわせて展示し、感謝状贈呈式をとりおこないました。
六歌仙屏風は、氷見市出身の日展作家、故布尾良策氏の作品。六歌仙の人物画とそれぞれの和歌が記されています。布尾良策氏は洋画を数多く描かれていて、こうした屏風はめずらしいようです。長男の妻布尾和子様に、館長より感謝状をお渡ししました。
書は、高岡市出身の書家故藤田紫山氏による作品「朝床尓」。大伴家持による、
朝床に 聞けばはるけし 射水河 朝漕ぎしつつ 唄ふ船人(巻十九・4150)
の歌が大書されています。藤田紫山氏は日展作家で、日本書芸院にも入選しています。奥様の藤田佳子様に感謝状を受け取っていただきました。
2つの作品の前で、記念撮影をしました。
両作品は、2013年1月28日(月)までの正月特別展の期間中、公開させていただきます。その後、歴史館で収蔵し、展示に活用してまいります。すばらしい作品をいただき、誠にありがとうございました。