第一線で活躍中の研究者や文学者をお招きして開催する
高岡万葉セミナーを中心とする当館でおこなわれる講演会の講演録です。
一般の方にも比較的わかりやすい内容となっています。
高岡市萬葉歴史館叢書1 『萬葉への誘い』 (平成3年3月) |
北村進「万葉集の多様な文字表記」 遠藤宏「家持の相聞歌─坂上大嬢との贈答を中心にして─」 扇畑忠雄「陸奥出金と家持」 犬養孝「万葉の心─越中の家持─」 |
700円 |
高岡市萬葉歴史館叢書2 『萬葉の魅力』 (平成4年3月) |
万葉シンポジウム「万葉集にみる言葉の魅力」 大久間喜一郎・阿蘇瑞枝・稲岡耕二・岡野弘彦・辺見じゅん・他 加藤清「万葉集の春苑梅歌」 中川幸廣「万葉集の女歌」 曽倉岑「額田王の位置」 |
1,000円 |
高岡市萬葉歴史館叢書3 『萬葉の世界』 (平成5年3月) |
三浦佑之「大津皇子の物語」 原田貞義「旅人と憶良─その歌風の特色と形成の背景─」 水島義治「防人歌の性格」 北世博「官人家持考─越中万葉歌を中心に─」 |
1,000円 |
高岡市萬葉歴史館叢書4 『上代の物語』 (平成6年3月) |
大久間喜一郎「抒情歌を中心とした物語」 山崎正之「常世伝承の展開─神仙思想との関わりにおいて─」 戸谷高明「『古事記』の物語と歌謡」 |
700円 |
高岡市萬葉歴史館叢書5 『入門萬葉の世界』 (平成7年3月) |
加藤清「万葉集概説」 南広志「秀歌鑑賞」 |
1,000円 |
高岡市萬葉歴史館叢書6 『越中三賦を考える』 (平成7年9月) |
波戸岡旭「『越中三賦』の時空─大伴家持と中国文学―」 針原孝之「家持の越中三賦」 佐佐木幸綱「北越三賦を読む」 |
1,000円 |
高岡市萬葉歴史館叢書7 『萬葉集と近代歌人たち』 (平成9年3月) |
今西幹一「万葉調・万葉語による創成─正岡子規の短歌の場合─」 島津忠夫「近代短歌の展開と万葉」 岡野弘彦「万葉集と現代」 |
1,000円 |
高岡市萬葉歴史館叢書8 『萬葉の原点』 (平成9年3月) |
直木孝次郎「ヒナとミヤコ─旅人と家持の場合─」 木下正俊「廣瀬本萬葉集について」 |
1,000円 |
高岡市萬葉歴史館叢書9 『萬葉びとと旅』 (平成10年3月) |
清原和義「旅と舟と」 木下良「古代の交通制度と万葉びとの旅」 青木生子「君が行く道の長手─配流の文学─」 |
1,000円 |
高岡市萬葉歴史館叢書10 『萬葉の三大歌人』 (平成11年3月) |
阿蘇瑞枝「人麻呂恋歌の世界」 坂本信幸「山部赤人の富士の山を望む歌をめぐって」 鈴木日出男「大伴家持の恋歌」 |
1,000円 |
高岡市萬葉歴史館叢書11 『大伴家持と女性たち』 (平成11年3月) |
〈夏季セミナー 大伴家持と女性たち〉 岡野弘彦「家持の歌魂をはぐくんだ女性たち」 山口博「越中の女性」 阿蘇瑞枝「大伴坂上郎女と家持」 小野寛「坂上大嬢と一人の妾と」 針原孝之「家持をめぐる女性─笠女郎・山口女王・紀女郎―」 〈秋季セミナー 万葉集の周辺〉 田辺征夫「万葉貴族の邸宅と園池」 東野治之「中皇命と中大兄」 |
1,200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書12 『家持と萬葉集』 (平成12年3月) |
〈夏季セミナー 家持と万葉集〉 山口博「万葉集の形成について─平安朝の諸資料から─」 阿蘇瑞枝「家持と万葉集─いわゆる十六巻本の形成と家持─」 針原孝之「二十巻本万葉集と万葉集の歌日誌」 小野寛「家持歌の空白の謎」 岡野弘彦「家持の歌ともののふの伝統」 〈秋季セミナー 古代の越中〉 古岡英明「『越中万葉』に見える僧と越中国分寺」 金田章裕「越中国と古代の東大寺領荘園」 |
1,200円 (完売) |
高岡市萬葉歴史館叢書13 『家持の争点1』 (平成13年3月) |
開館十周年記念・第四回企画展開催記念講演 橋本 達雄 「大伴家持の越中時代の長歌」 〈夏季セミナー 家持の争点1〉 猪股ときわ 「家持の表現をめぐって−日々を紡ぎだす歌−」 鉄野昌弘 「家持『歌日誌』の起源」 辰巳正明 「家持と中国文学をめぐる問題について−『山柿の門』は、家持の文学においてどのような意味をもつのか−」 針原孝之 「家持の初作歌の諸問題」 小野寛 「家持の春愁絶唱三首をめぐって」 〈秋季セミナー 万葉びとはどう書いたのか〉 犬飼隆 「和歌を漢字で書く」 平川南 「家持と日本海沿岸の文字世界」 |
1200円 (完売) |
高岡市萬葉歴史館叢書14 『家持の争点2』 (平成14年3月) |
〈夏季セミナー 家持の争点2〉 仁藤敦史 「聖武朝の政治と王族−安積親王を中心として−」 佐藤隆 「大伴家持と防人歌採録の背景」 佐々木民夫「家持周辺の人々をめぐる問題について」 阿蘇瑞枝 「独詠歌をめぐる問題について」 山口博 「大伴家持の終焉の地はどこか」 〈秋季セミナー 万葉びとと信仰〉 新川登亀男「万葉集のなかの道教」 山折哲雄 「古代万葉人の信仰」 |
1200円 (完売) |
高岡市萬葉歴史館叢書15 『万葉びとの恋』 (平成15年3月) |
〈夏季セミナー 万葉びとの恋1〉 加藤静雄 「相聞の表現」 森朝男 「女の相聞」 和田萃 「古代の占い、祭り、信仰」 針原孝之 「男の相聞、男の文学」 青木生子 「相聞の本質」 〈秋季セミナー 万葉びとの恋2〉 服藤早苗 「ツマと呼び合う結婚−万葉時代の結婚−」 河野裕子 「万葉集で歌われた身体」 |
1200円 (完売) |
高岡市萬葉歴史館叢書16 『万葉の女帝』 (平成16年3月) |
〈夏季セミナー 万葉の女帝1〉 多田一臣 「磐姫皇后像の形成」 網干善教 「斉明天皇と飛鳥の遺跡」 横田健一 「持統天皇」 阿蘇瑞枝 「元明・元正天皇−人その志を探る−」 小野寛 「光明皇后と孝謙天皇」 〈秋季セミナー 万葉の女帝2〉 青木周平 「神功皇后伝承と筑紫文化圏」 吉村武彦 「推古天皇」 |
1200円 (完売) |
高岡市萬葉歴史館叢書17 『悲劇の皇子・皇女』 (平成17年3月) |
〈夏季セミナー 悲劇の皇子・皇女1〉 大浦誠士 「有間皇子自傷歌を考える」 品田悦一 「掘りかえす痛み─大伯皇女と大津皇子哀悼歌をめぐって」 平舘英子 「人麻呂挽歌の皇子・皇女」 青木生子 「十市皇女と但馬皇女─皇子が哀切な挽歌をよせた皇女」 山口博 「巫の家の人大伴家持と安積巫女挽歌」 〈秋季セミナー 悲劇の皇子・皇女2〉 金井清一 「倭建命物語の成立時期は、」 大山誠一 「〈聖徳太子〉の誕生」 |
1200円 (完売) |
高岡市萬葉歴史館叢書18 『額田王』 (平成18年3月) |
〈夏期セミナー 額田王1〉 梶川信行「《初期万葉》の世界−その歴史認識を考える−」 小川靖彦「歴史」の証言者・額田王−その出自と経歴−」 鈴木靖民「百済救援の役−七世紀後半の日本と東アジア−」 坂本信幸「紫のにほへる妹−蒲生野の贈答をめぐって−」 神野志隆光「天智天皇挽歌における額田王歌」 〈秋季セミナー 額田王2〉 林博通「大津京と蒲生野遷都計画」 廣岡義隆「額田王の歌の伝来について」 |
1200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書19 『柿本人麻呂』 (平成19年3月) |
〈夏期セミナー 柿本人麻呂1〉 寺崎保広「柿本人麻呂の時代」 稲岡耕二「人麻呂歌集の表現と中国詩学」 村田右富実「人麻呂の挽歌─表現史の中の人麻呂─」 神野志隆光「石見相聞歌をめぐって」 遠藤宏「人麻呂の雑歌─その反歌の在り方について─」 〈秋季セミナー 柿本人麻呂2〉 岩下武彦「人麻呂歌集古体歌の位相─枕詞の用法と表記について─」 阿蘇瑞枝「柿本人麻呂の歌の影響と後世の人麻呂崇拝」 |
1200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書20 『奈良時代の歌びと』 (平成20年3月) |
渡辺晃宏「木簡から万葉の世紀を読む」 井村哲夫「虫麻呂の魅力」 東茂美「山上憶良は越中に来たのだろうか─四〇六五番歌の素性─」 坂本信幸「山部赤人の表現をめぐって─巻三、三五七〜三六二番を中心に─」 針原孝之「大伴家持と越中巡行─光と影─」 遠藤宏「大伴坂上郎女─越中への思い─」 平山城児「大伴旅人の足跡をたどる」 |
1200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書21 『万葉の女性歌人』 (平成21年3月) |
身崎壽「額田王は〈女性歌人〉か」 鈴木日出男「大伴坂上郎女−女歌の本質−」 阿蘇瑞枝「蘇我氏の末裔 石川郎女−女の生き方−」 神野志隆光「人麻呂歌集の女歌−人麻呂歌集と『万葉集』−」 岡野弘彦「女帝・大后の歌に表れた呪性」 義江明子「元明天皇と奈良初期の皇位継承」 加藤静雄「東国の女性の歌」 |
1200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書22 『歴史のなかの万葉集』 (平成22年3月) |
栄原永遠男「歌木簡と万葉集」 山崎福之「原文に到る道」 秋山虔「源氏物語は万葉集をどう受けたか」 久保田淳「中世和歌と万葉集」 遠藤宏「近世の万葉集研究」 鈴木淳「ますらをぶりの行方」 品田悦一「語られなかった日本精神−『万葉秀歌』第百刷に寄せて−」 |
1200円 |
開館20周年記念 高岡市萬葉歴史館叢書23 『大伴家持研究の最前線』 (平成23年3月) |
木本好信「大伴家持と藤原種継の暗殺事件─その真相と五百枝王の伊予配流─」 内田賢徳「大伴家持の発想と方法 ─ 中国文学の摂取をめぐって─」 山崎健司「歌群から歌巻へ─大伴家持の編纂手法─」 鉄野昌弘「歌人家持と官人家持─鵜飼・鷹狩の歌をめぐって─」 神野志隆光「『万葉集』の中に編集された家持 ─「歌日記」の意味」 廣川晶輝「家持作品の時間と空間」 大濱真幸「『三年春正月一日』の賀歌から『萬葉』の賀歌へ」 |
1200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書24 『万葉集と環日本海』 (平成24年3月) |
藤本幸夫「古代日本語と朝鮮語」 辰巳正明「環日本海交流と古代漢詩の成立─近江朝の漢詩文化と古代日本漢文学史─」 藤田富士夫「日本海文化の中の古代越中」 梶川信行「万葉集と朝鮮半島─百済系渡来人たちの役割─」 平舘英子「遣新羅使人たちの航路の歌」 上野誠「天平五年遣唐使・平群広成の旅」 川崎晃「古代日本と蝦夷・渤海─日本の華夷思想─」 |
1200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書25 『聖武天皇の時代』 (平成25年3月) |
松尾光「天平という時代」 田阪仁「聖武天皇の伊勢行幸と関宮について」 中西進「無辺際の夢-聖武天皇の生涯-」 杉本一樹「正倉院宝物にみる聖武天皇の時代」 針原孝之「聖武天皇と家持」 影山尚之「聖武天皇と萬葉の和歌」 毛利正守「聖武天皇の時代にみる文章の特色-文体の面から-」 |
1200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書26 『歌の道−家持へ、家持から−』 (平成26年3月) |
久泉迪雄「近・現代歌人たちの詠む-越中万葉のうた-」 小川靖彦「かささぎの渡せる橋−「歌仙・中納言家持」の誕生−」 鉄野昌弘「家持の歌のかたち−越中時代へ、越中時代から−」 神野志隆光「吉野行幸の『儲作歌』をめぐって」 市瀬雅之「表現された『歌の道』−大伴旅人・坂上郎女と家持− 高松寿夫「山部赤人・山上憶良と大伴家持」 |
1200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書27 『万葉の愛』 (平成27年3月) |
大浦誠士「『万葉集』の大津皇子・大伯皇女物語」 西一夫「山上憶良の情愛−父と子−」 廣岡義隆「防人とその家族」 針原孝之「花を愛でる家持と書持」 遠藤宏「母と娘−大伴坂上郎女と二人の娘」 |
1200円 |
高岡市萬葉歴史館叢書28 『古写本の魅力 (平成28年3月) |
平舘英子「校訂を通して古写本の魅力を探る」 乾善彦「テキストとしての廣瀬本万葉集」 田中大士「春日本万葉集と古葉略類聚鈔−中臣祐定の万葉学−」 小川靖彦「平安時代の萬葉集古写本における装丁・料紙・書の交響 −桂本萬葉集を中心に−」 |
1200円 |