2001秋季高岡万葉セミナー

万葉びとと信仰

万葉びとはどのような信仰をもっていたのでしょうか。
『万葉集』を手掛かりに万葉びとの信仰の世界を探ります。


平成13年10月28日(日)13時〜16時30分


会場:高岡市万葉歴史館/講義室

当館講義室 
受講料1000円 定員120名


※申込は電話・FAX・電子メールなどで万葉歴史館まで。
※周辺に食堂がありませんので昼食を済ませておいでください。

※富山県民カレッジに連携されている方は、
夏季高岡万葉セミナーと秋季高岡万葉セミナーの両方を受講されると単位になります。


◆「万葉集のなかの道教」 
新川 登亀男(早稲田大學教授)


 近年、日本における道教への関心が高まっています。道教とは、中国の民族宗教であるといわれていますが、日本古代の人々も、この道教に触れ、何らかの影響をうけてきたと思われます。不老長寿、神仙境、老荘思想、天文、特殊な占い、などは、この道教と関係があるとされています。そこで、山上憶良らの万葉歌人をとりあげて、万葉集に歌われた、そして万葉集にひそむ道教実態を読み解いてみましょう。


◆「古代万葉人の信仰」 
山折 哲雄(国際日本文化研究センター所長)


 万葉人は死後、魂が山にのぼると信じていました。そのことは『万葉集』の挽歌をみると、よくわかります。死者の魂は山頂をめざしてのぼっていき、樹木や梢や山腹をとりまく雲や霧にのぼって隠れるという意味のことが歌われています。そしてそれにくらべると、あとにのこされた遺体に対する関心はほとんどありませんでした。魂の運命だけが気がかりだったのです。






高岡市万葉歴史館
〒933−0116 高岡市伏木一宮1−11−11 
TEL 0766−44−5511 FAX 0766−44−7335
E-mail : manreki1@p1.tcnet.ne.jp 
URL=http://www.city.takaoka.toyama.jp/manreki/INDEX.HTML



学生の方は高岡市自然休養村に学割料金で宿泊できます
問い合せ先:高岡市自然休養村公社アッパレハウス 電話 0766−44−6800