高岡市万葉歴史館トップページへ



2003秋季高岡万葉セミナー 万葉の女帝2


平成15年10月26日(日)

開講式(13:00〜13:10)

第1講(13:10〜14:40)

 神功皇后伝承と筑紫文化圏 青木周平(國學院大学教授)

 神功皇后伝承は、記紀や風土記・万葉集に散見する。それらの紐帯ともなるべきものを求めていくと、その一つとして鎮懐石を中心とした伝承にたどりつく。対朝鮮半島とのかかわりを軸に展開する神功皇后伝承の中で、〈筑紫〉という土地との結びつきの強さは、その伝承形成において重要な意味を持っている。特に風土記のあり方を詳細に分析することにより、記紀と万葉の神功皇后像をつないでみたい。


第2講(14:50〜16:20)

推古天皇 吉村武彦(明治大学教授)

 崇峻天皇の暗殺という前代未聞の事件後、即位したのが推古天皇。『日本書紀』における天皇の歴史では、最初の女帝である。ところが、この時期の歴史は、太子となった厩戸皇子(後に聖徳太子)が活躍する時代として描かれることが多く、推古女帝の実像は必ずしも明らかではない。実名が額田部王女で、奈良時代に名づけられた漢風諡号が「推古」。なぜ女帝が即位したのだろうか。女帝は、どのような政事を行ったのであろうか。



高岡市万葉歴史館/講義室 受講料:1000円 定員:先着120名
周辺に食堂かありませんので、昼食を済ませておいでください
申込は電話・FAX・電子メールなどで万葉歴史館まで

〒933−0116 富山県高岡市伏木一宮(ふしきいちのみや)1−11−11
電話 0766-44-5511 FAX 0766-44-7335
E-mail manreki@office.city.takaoka.toyama.jp


富山県民カレッジに登録されている方は、
夏季高岡万葉セミナーと秋季高岡万葉セミナーの両方を受講されると15単位になります。