「万葉集」は いつ頃作られたの
まだまだよくわからないところもあるのですが、少しずつ何回かにわけて作られたようです。
いま私(わたし)たちが見ることのできる、一番古(ふる)い「万葉集」の写本(しゃほん)は平安(へいあん)時代(じだい)のものですから、奈良(なら)時代の終(お)わりごろには、できていたと考えられています。
「西本願寺本(にしほんがんじぼん)」
京都にある「西本願寺」がもともと持っていた「万葉集」です。
鎌倉時代の終わりごろの写本で、現在いちばん重要なものとして扱(あつか)われています。
「寛永版本(かんえいはんぽん)」
江戸時代のはじめに、はじめて出版(しゅっぱん)された「万葉集」です。
この本が出版されたおかげで、「万葉集」がひろく読まれるようになりました。