高岡市万葉歴史館ホームページ

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小野館長

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 万葉の歌人大伴家持は、奈良時代天平18年(西暦746)からの5年間を越中の国守として在任し、その間に作った家持自身の歌223首と家持周辺の100首余りの歌が『万葉集』巻17,18,19を構成しています。それを「越中万葉」と呼んでいます。その中心である越中国府の地、高岡市伏木に、「万葉のふるさとづくり」の拠点となる施設として、平成2年10月に高岡市万葉歴史館は誕生いたしました。
 当館は『万葉集』に関する研究と情報の収集・発信を積極的に行い、全国の万葉愛好家ならびに研究者の方々の研究と交流の場となるべく努力してまいりました。只今では、『万葉集』の研究は高岡でというほどの信頼を得ています。また将来の日本の柱になり、力になるこどもたちに、日本人の美しいこころとことばを学んでもらえる機会と更に生涯学習の場を提供することも当館の大事な使命と考えております。
 このホームページには「施設説明」「上代文学研究情報」「行事案内」「越中万葉現地案内」などのいろいろな情報を盛り込んでいます。また、今後も最新の情報提供に努めてまいります。ホームページを通して世界中のみなさんに高岡市万葉歴史館を紹介できることをたいへんうれしく思っております。ひとりでも多くの人が日本最古の和歌集『万葉集』に興味を持たれ、日本人の美しいこころとことばの原点に触れるべく、当館にお越しくださいますよう、心からお待ちいたしております。
平成16年4月1日
高岡市万葉歴史館館長
館長の署名


小野 寛(おの・ひろし) 略歴
 
昭和9年(1934)京都市生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。東京大学大学院修了。文学修士。学習院女子短期大学教授を経て、昭和55年(1980)より駒澤大学教授。平成16年(2004)3月、駒澤大学を定年退職し、4月から高岡市万葉歴史館館長に就任。駒澤大学名誉教授。上代日本文学を専攻し、長く『万葉集』の研究、大伴家持の研究に従事する。昭和46年(1971)から平成17年(2005)まで上代文学会常任理事、平成元年から2年にわたって上代文学会代表理事。現在上代文学会顧問。平成2年の高岡市万葉歴史館設立に関わり、開設以来、高岡市万葉歴史館運営協議委員をつとめる。歌誌「四季」顧問、歌誌「コスモス」連載執筆。主な著書に『新選万葉集抄』『年表資料上代文学史』『大伴家持研究』『孤愁の人大伴家持』『上代文学研究事典』『万葉集歌人摘草(額田王・人麻呂・赤人・憶良・旅人・坂上郎女・笠女郎・家持ら歌人研究)』『萬葉集全注 巻第十二』などがある。
小野寛の越中万葉教室

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