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石瀬野いはせのに 秋萩あきはぎしのぎ  馬並うまなめて 初鳥狩はつとかりだにせずや別れむ  (巻19−4249・大伴家持)

現代語訳

石瀬野に秋萩を踏みしだきながら馬を並べてする、今年初めての鷹狩りさえせずに別れることでしょうか。




「石瀬野」は、家持が好んで出かけた猟場のひとつです。

そこが現在のどこにあたるかについては、高岡市石瀬付近説と富山市 岩瀬付近説があり、どちらにもこの歌の歌碑が建てられています。

歌の内容から考えれば、「岩瀬野」は部下たちと気軽に出向くことのできる地であると思われるため、

国府のあった現在の伏木に近い、高岡市石瀬近辺が有力視されています。

 

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