高岡市万葉歴史館
〒933-0116 富山県高岡市伏木一宮1-11-11
(とやまけん たかおかし ふしきいちのみや)
TEL:0766-44-5511 FAX:0766-44-7335お問い合わせ

展示・庭園・館内マップ

第6回企画展「越中国と万葉集」

─越中は、歌人大伴家持と万葉集を育んだ─

趣旨

「万葉集」は、奈良時代から現代にまで至る世界に誇る文化遺産です。

その「万葉集」の最古写本は、加賀藩前田家の手を経た「桂本」であり、「金沢本」と呼ばれる孤本も前田家などに現存しています。

越中国庁のあった射水郡伏木は、江戸時代を通じて「天下の書府」加賀藩に属していました。そのためか、射水郡の五十嵐篤好、氷見郡の高澤瑞信、礪波郡の宮永正運などによって多くの万葉研究も行われていたのです。

「越中万葉」は、大伴家持が越中国守であった数年間の歌に限られます。そこで「越中国と万葉集」と題することで、広く越中と万葉集の関わりについて展示します。

パネルの内容

  • ①はじめに
  • ②越中国の歴史
  • ②越中国の歴史
  • ③越中国守大伴家持Ⅰ
  • ④越中国守大伴家持Ⅱ
  • ⑤越中の四季 春
  • ⑥越中の四季 夏
  • ⑦越中の四季 秋
  • ⑧越中の四季 冬
  • ⑨前田家と万葉集
  • ⑩越中万葉研究の歩み
  • ⑪近代歌人の越中万葉

主な展示品

  • ・越中国府とその周辺ジオラマ
  • ・東大寺開田図(コテ田荘、石粟荘など)4点
  • ・木簡(複製)
  •  仮名木簡(難波宮跡出土)
  •  難波津歌木簡
  •  高志木簡
  •  気多大神宮寺木簡(東木津遺跡出土)
  • ・ホトトギス(2羽)
  • ・奈良朝高官朝服一式
  • ・奈良朝貴族女性朝服一式
  • ・正倉院宝物金銅
  • ・同 鳥毛立女屏風
     (とりげりつじょびょうぶ・複製)
  • ・天平時代の庶民・貴族の食事(模型)
  • ・天平時代の文房具(複製)他
伏木台地推定復元ジオラマ当館蔵
伏木台地推定復元ジオラマ当館蔵
越中国鳴戸村開田図
越中国鳴戸村開田図

常設展示

万葉集とは

万葉集は、奈良時代末(770〜782年)ごろに大伴家持が最終的にまとめたと推定されている全20巻からなる現存最古の歌集です。収められている歌は、一般には『国家大観』の数え方に従って4516首と数えています。

雄略天皇(巻1・1)や聖徳太子(巻3・415)が詠んだと伝承されている歌などもありますが、実際には舒明天皇の歌(巻1・2)にはじまり、奈良時代の天平宝字3年(759年)の大伴家持の歌(巻20・4516)までの約130年間を中心とする、天皇・皇后から」名もなき人々の歌までもがおさめられた一大歌集です。

大伴家持像

越中万葉とは

この万葉集の歌4516首のうち、越中で詠まれたか、あるいは越中にかかわって歌われた歌をとくに「越中万葉」と呼んでいます。家持が越中国守(現在の県知事相当の職)として赴任してきた天平18年(746年)から、家持が少納言として越中を離れる天兵勝宝3年(751年)までの5年間の歌が収められた巻17・3927〜巻19・4256を中心に、巻16の7首(3878〜3884)を加えて337首を数えます。

常設展示 ─ふるさとの万葉─

大伴家持の歌の世界を多彩な映像装置で表現したメディアボックスや、四季のシンボル造形など、越中万葉の 世界が多面的に展開します。

越中万葉憧憬 ー大伴家持、越中を詠むー

大伴家持の生涯と、越中で過ごした5年間をわかりやすく映像化しています。
〈上映時間〉9時から16時30分までの、00分と30分に30分間隔で上映。

  • ※越中万葉の自然や景物を、大伴家持の歌とともに紹介しています。
メディアボックス
メディアボックス

メディアボックス

越中の風物を愛し、歌にした家持。その家持が好んで歌に詠んだ花や鳥、それらを歌と対比させながら、映像装置で楽しく鑑賞することができます。

四季のシンボル造形

越中万葉を育んだ自然を、四季の移り変わりの中で象徴的にとらえ、映像と音響効果によって表現します。

常設してる主な展示品

万葉集や上代文学関連の古写本・版本類、遣唐使船・漏刻・木簡の模型などを展示。

館内マップ

館内マップ

敷地・建物の規模

  • ・建築年月/平成2年10月
  • ・敷地面積/10,495m²
  • ・建物構造/鉄骨・鉄筋コンクリート造平屋建(一部地階)
  • ・建築面積/1,837.92m²
  • ・建築延床面積/2,486.26m²
    (地階620m² 1階1,837.92m² 2階28.34m²)
庭園
2016年11月撮影

四季の庭

万葉集ゆかりの草花や樹木などの植物が、それぞれの四季を趣き深く彩る回遊式庭園です。

◇春の庭

春の庭春の庭は、ウメやモモなど春に開花する高木・灌木を主に植栽され、春の七草や春咲きの草木が見られ、春の訪れを感じられます。

木本 アカメガシワ・ウメ・シダレヤナギ・スモモ・ ヤマツバキ・ヤマザクラ・ヤマツツジ・ヤマブキ・ミツマタなど
草本 カタクリ・スミレ・ワラビなど

◇夏の庭

夏の庭夏の庭は、芝生広場を中心に、主にケヤキやタブの木など高木が配され、草木類はせせらぎの周辺に植栽されています。

木本 アジサイ・エゴノキ・カツラ・ケヤキ・シラカシ・スタジイ・ホオノキ・フジなど
草本 カキツバタ・シバ・ショウブ・ヤブカンゾウ・ヒオウギ・ヤブランなど

◇秋の庭

秋の庭秋の庭は、紅葉する落葉広葉樹などの高木、灌木が配植され、秋の七草などによって訪れる秋を醸しだしています。

木本 カシワ・クヌギ・ヤマモミジなど
草本 ハギ・オミナエシ・カワラナデシコ・キキョウ・ススキなど

◇冬の庭

冬の庭冬の庭は、砂利敷の枯山水庭で、景石とマダケが配され、閑散とした庭を構築しています。

木本 タブノキ・ユズリハ・ヤブコウジなど
草本 マダケなど