高岡市万葉歴史館
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〈特別展示室〉「牧野富太郎 幻の『万葉植物図譜』の歌世界1」令和5年8月21日(月)まで

2023年06月11日展示・イベント・講座

 「日本の植物分類学の父」とも言われる牧野富太郎(1862~1957)は、業績とともにその人柄によって今なお多くの人を惹きつけています。人気俳優神木隆之介と石川県出身の女優浜辺美波による2023年度前期NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』が、牧野と夫を献身的に支えた妻寿衛子(すえこ)をモデルとして制作されることも、衰えない人気のほどを証明しています。
その牧野博士が『万葉集』にも造詣が深かったことはあまり知られていません。晩年の彼は『万葉集』に登場する植物の図鑑『万葉植物図譜』を準備していましたが、残念ながら生前に刊行されることはありませんでした。
この春開催の春の特別企画展「牧野富太郎と万葉集」(令和5年4月12日~6月12日開催)では、練馬区立牧野記念庭園の全面的協力のもと『万葉植物図譜』(個人蔵)より春・夏の万葉植物を中心に複製原画を展示いたしましたが、好評につき、引き続き当館特別展示室にて『万葉植物図譜』の複製原画と共に牧野博士と『万葉集』の関わりを展示します。

  • 令和5年8月23日(水)から11月27日(月)については、「牧野富太郎 幻の『万葉植物図譜』の歌世界2」と題して、秋・冬の万葉植物を中心に『万葉植物図譜』複製原画を入れ替えて展示します。