
高貴な家柄に生まれた「神の嫁」、藤原南家郎女。ずっと以前に「死者」となった大津皇子(小説では滋賀津彦)。
折口信夫(1887-1953、筆名 釈迢空)の代表作の一つ小説『死者の書』の中では、この二つの筋立てが幻想的に交差し、奈良の都を現実的に生きる大伴家持とともに、奈良時代に生きる名もなき人々の暮らしが生き生きと描かれています。
本展示では、『三国志』『平家物語』などで知られる人形美術家・アニメーション作家である川本喜八郎(1925-2010)が『死者の書』を映像化した際に制作された藤原南家郎女、大伴家持の人形や、折口信夫に関連した資料を展示します。
特別企画展「折口信夫 と 『死者の書』 と 万葉びと」チラシ表
特別企画展「折口信夫 と 『死者の書』 と 万葉びと」チラシ裏
-関連イベント-
●川本喜八郎監督映画
『死者の書』上映会(2005年制作)
9月20日(日)、10月25日(日)、11月7日(土)
各日正午から午後1時10分(当館講義室・参加費無料)
※同日午後3時15分よりギャラリートークを開催
(30分程度、要観覧料)
●2026高岡万葉セミナー
「折口信夫と『死者の書』」
講師 保坂達雄(東京都市大学名誉教授)
鈴木雅子(高岡市美術館主任学芸員)
藤原茂樹(高岡市万葉歴史館館長)
受講料:5,000円(観覧料込)
(学生・生徒は無料/学生証をご提示ください)
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2026高岡万葉セミナー「折口信夫と『死者の書』」
日時:令和8年9月5日(土)13時~16時30分
会場:当館講義室
2026高岡万葉セミナー「折口信夫と死者の書」チラシ(表)
2026高岡万葉セミナー「折口信夫と死者の書」チラシ(裏)
●第1講 絵解き當麻曼荼羅
鈴木雅子 氏(高岡市美術館主任学芸員)
奈良・當麻寺の国宝で、全国にその多くの転写本が流布した「當麻曼荼羅」について、絵解きでご紹介します。
●第2講 ゑぢぷともどき― 小説『死者の書』とエジプト『死者の書』―
藤原茂樹(高岡市万葉歴史館館長)
作者自らこの小説を《ゑぢぷともどき》と述べた。万葉集の歌の終末に近い時代を舞台にした、神の嫁たる素性の処女を主人公とする小説の、どこに、古代エジプトのミイラの霊魂が冥府への旅に携える呪文の影が落ちているというのだろうか。その謎解きをしてみる。
●第3講 折口信夫の「生活」―「万葉びとの生活」から『死者の書』へ―
保坂達雄 氏(東京都市大学名誉教授)
折口信夫には「万葉びとの生活」を始めとして論題に「生活」を名乗った論文・講演が数多くある。「生活」を重視するこの視点は学問研究を志す以前から兆していたらしい。やがて万葉集や記紀などに対してもこの視点で読み進め、独自の古代研究を創り上げていった。折口はいったいなぜ「生活」を研究の視座としたのか。そして何を明らかにしようとしたのか。主に「万葉びとの生活」「神の嫁」『死者の書』を取りあげて考えてゆく。
●受講料(観覧料込) 5000円(学生・生徒は無料 ※学生証をご提示ください)
●定員 先着120 名
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万葉歌人・大伴家持が多くの歌を詠んだ地・高岡は、前田利長が高岡城を築いたことに始まり、のちに加賀藩の商工業の町として発展しました。本展では、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」放映に合わせ、美しい万葉集の写本を通して、豊臣家や加賀前田家といった戦国武将の武と雅が交差する豊かな歴史をご紹介します。
●会場 万葉学習エリア
●スタンプコーナー「戦国武将の花押を押してみよう!」も特別開設
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