高岡市万葉歴史館
〒933-0116 富山県高岡市伏木一宮1-11-11
(とやまけん たかおかし ふしきいちのみや)
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まんれきブログ

まんれきブログ記事一覧

2026年05月14日
先人の思いが消える(関隆司)NEW

新しい小学校の新築工事がはじまりました 工事のためにさまざまな施設が壊されました。壊した施設の場所に新しく建つのではありません。大規模な工事のために、周辺を更地にしなければならないのです。それが現代の大型工事です 国宝になった寺でも、工事のための大型重機を通す […]

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2026年04月26日
第46回 藻臥束鮒(もふしつかふな) 鮒を贈った王(おおきみ)(藤原茂樹)

沖の辺りへ行ったり 岸辺をたどったりしてまさに今 貴女のために捕まえた 川藻のかげに隠れていた 拳(こぶし)ほどの鮒です めしあがれ     沖辺(おきへ)行き 辺を行き 今や 妹がため わが漁(すなど)れる 藻臥(もふ)し束鮒(つかふな) […]

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2026年04月08日
氷見市宮田公民館制作ジオラマ「布勢の海」~大島秀信「藤波」秘話(田中夏陽子)

 昨年は富山県でユネスコが支援する「世界で最も美しい湾クラブ」の総会が開かれた。それに合わせて、坂本館長が会長の「万葉の海を考える会」は富山湾クルーズを開催。令和効果で九〇人の定員がすぐに埋まる盛況ぶりで、台風が心配されるなか七尾港から伏木小矢部川右岸までのク […]

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2026年03月30日
第45回 婢(まかだち)の恋―ご飯を食べてもおいしくないという歌―(藤原茂樹)

  ごはんを食べるが おいしくもない 眠っていても 落ち着かない はつらつと輝く あなたの その心が  わすれられないの     飯(いひ)はめど うまくもあらず  寝(い)ぬれども 安(やす)くもあらず あかねさす 君がこころし […]

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2026年02月06日
「藤原館長が選ぶスマホで万葉集2025」秀作のご紹介

    「藤原館長が選ぶスマホで万葉集2025」は、メールでの応募が多数あり、SNS上で見ることの出来る投稿と合わせて50点近い応募があり、そのうち17点が秀作として選ばれました。 17点のうち、個人からの投稿13名のみなさまには賞品をお送 […]

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2026年02月01日
第44回 雪月花(藤原茂樹)

  雪の上に 月の照り輝く輝く美しい夜に 梅の白い花を折って 贈ってやるような かわいい娘がいたらいいなあ       雪の上に 照れる月夜(つくよ)に 梅の花 折りて贈らむ 愛(は)しき児(こ)もがも  巻十 […]

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2025年12月30日
第43回 万葉びとの食生活(藤原茂樹)

醤(ひしお)に酢を加え、野蒜(のびる)を 搗(つ)きまぜたタレを作って、 鯛を食いたいと願っている この俺様の目の前から 消えてくれ、 まずい水草の吸い物なんかは 醤酢(ひしほす)に 蒜(ひる)搗(つ)き合(か)てて  鯛(たひ)願ふ  われにな見えそ 水葱( […]

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2025年11月28日
第42回 千人がかりの石と恋ー別離のくるしみと数あそびー(藤原茂樹)

わたしの恋は、千人引きの大石を、七つも首にかけるほど重くせつなかろうとも、神の御意思のままに 我(あ)が恋は 千引(ちび)きの石(いし)を 七(なな)ばかり 首に掛(か)けむも 神(かみ)のまにまに    巻四・七四三 大伴家持     & […]

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2025年10月29日
第41回 麻を抱く人(藤原茂樹)

上野(かみつけの)の 安蘇の麻束(あさたば)を ぐいと引き寄せ抱くように抱いて共寝(ともね)をするが、満ち足りないのを ああ、俺はどうしたらいいのだ 上野(かみつけの) 安蘇(あそ)のま麻群(そむら) かき抱(むだ)き 寝(ぬ)れど飽(あ)かぬを あどか我(あ […]

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2025年09月30日
第40回 采女(うねめ)の役割と歴史(藤原茂樹)

  どうだ。このおれはな 安見児を手に入れたぞ 誰もが皆 手に入れかねているという評判の 安見児を、おれは手に入れたぞ   我(われ)はもや 安見児(やすみこ)得(え)たり 皆人(みなひと)の 得(え)かてにすといふ 安見児得たり    巻 […]

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