万葉集に残された歌は全部で4516首。
このうち大伴家持が作者であるとわかっているものは473首。
そのうちの220余首がこの越中で詠まれているのです。
さらに、家持の部下たちが詠んだ歌や、この地に伝わる歌などを加えると、337首にものぼります。
「越中万葉」は、万葉集全巻のなかでもひときわ光彩を放っています。
素晴らしい「越中万葉」の世界の中から、いくつか有名な場所を紹介しましょう。
二上山から
射水川(現在の小矢部川)を望む
二上山(ふたがみやま)
石瀬野(いわせの)
射水川(いみずがわ)
立山(たちやま)
渋谿(しぶたに)
堅香子(かたかご)
都万麻(つまま)
葦付(あしつき)
奈呉の浦(なごのうら)
英遠の浦(あおのうら)
布勢水海(ふせのみずうみ)円山(まるやま)
しなざかる越(こし)
●越中歌碑まっぷ
(富山県デジタル文化財ミュージアム・企画展示室)
平成22年8月に富山県教育委員会によって、ふるさと教育や観光振興を目的に、富山県内に点在する万葉歌碑を紹介するために制作。制作にあたっては、小野寛高岡市万葉歴史館長・新谷秀夫高岡市万葉歴史館総括研究員らがアドバイザーとして参加しました。