高岡市万葉歴史館
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(とやまけん たかおかし ふしきいちのみや)
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まんれきブログ

越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~

2022年05月17日
100回「玉桙の 道に出で立ち 行く我は」

(たまほこの) 道に旅立ちして 行くわたしは、 あなたの治績を 背負って行こう。          

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2022年05月07日
099回「しなざかる 越に五年 住み住みて」

(しなざかる) 越の国に五年 住み続けて、 立ち別れるのが 名残(なごり)惜しい今夜であることよ。          

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2022年04月30日
098回「石瀬野に 秋萩しのぎ 馬並めて」

石瀬野で 秋萩を踏み散らし、 馬を並べての 初鳥狩もしないで 別れなければならないのか。          

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2022年04月23日
097回「降る雪を 腰になづみて 参り来し」

降り積もる雪に 雪に腰まで埋もれて 参上した 苦労の甲斐がありましたね、 年の初めに。          

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2022年04月14日
096回「この雪の 消残る時に いざ行かな」

この雪が 消えてしまわないうちに、 さあ出かけよう。 やぶこうじの 実が雪に照り輝くさまも見よう。          

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2022年04月06日
095回「あしひきの 山のもみちに しづくあひて」

(あしひきの) 山のもみじが、 時雨のしずくとともに 散る山道を、 あなたは越えて行くのですね。          

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2022年03月30日
094回「わがやどの 萩咲きにけり 秋風の」

わが家の庭の 萩が咲いたよ。 秋風が 吹いてくるのを待っていたら、 待ちきれないからだろうか。          

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2022年03月23日
093回「鮪突くと 海人の燭せる いざり火の」

鮪突き漁(まぐろつきりょう)で 海人(あま)がともしている 漁り火(いさりび)のように、 表にはっきりと出してしまおうか、 わたしの胸のうちを。          

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2022年03月16日
092回「世間の 常なきことは 知るらむを」

世の中が 常でないことは ご存じでしょうに、 くよくよなさるな、 ますらおの身なのだから。          

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2022年03月09日
091回「あゆをいたみ 奈呉の浦廻に 寄する波」

あゆの風が激しく吹いて 奈呉の浦辺に 寄せる波のように、 ますますしきりに 恋しく思いつづけています。          

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