高岡市万葉歴史館
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(とやまけん たかおかし ふしきいちのみや)
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まんれきブログ

まんれきブログ記事一覧

2021年08月06日
065回「あしひきの 山の木末の ほよ取りて」

(あしひきの) 山の木々の梢(こずえ)の 寄生木(ほよ)を取って 髪に挿したのは、 千年の寿命を祝う気持ちからだ。            

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2021年07月30日
064回「雪の上に 照れる月夜に 梅の花」

雪の上に 照り映える月が美しい夜に、 梅の花を 折って贈ってやりたいと思うような、 かわいい子がいたらなあ。            

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2021年07月24日
063回「天の川 橋渡せらば その上ゆも」

天の川に 橋を渡してあったら、 その上を通ってでも 渡って行かれるだろうに、 秋でなくても。            

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2021年07月17日
062回「この見ゆる 雲ほびこりて との曇り」

今見えている この雲が広がっていって、 一面にかき曇って 雨が降ってくれないかなあ、 満足するまで。            

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2021年07月10日
061回「なでしこが 花見るごとに 娘子らが」

なでしこの 花を見るたびに、 あの娘(こ)の 笑顔のあでやかさが 思い出されてならない。            

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2021年07月03日
060回「紅は うつろふものそ 橡の」

紅(くれない)染めは 色褪(あ)せやすいもの。 ドングリ染めの 着古した衣に、 やはりかなうはずがない。            

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2021年06月26日
059回「英遠の浦に 寄する白波 いや増しに」

阿尾の浦(あおのうら)に うち寄せる白波は、 いよいよひどく、 ひっきりなし立ってしきりに寄せて来る。 あゆの風が激しいからだろうか。            

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2021年06月19日
058回「焼き大刀を 礪波の関に 明日よりは」

(やきたちを) 礪波(となみ)の関に、 明日からは 番人をもっと増やして、 あなたを引き留めよう。            

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2021年06月12日
057回「三島野に 霞たなびき しかすがに」

三島野に 霞みがたなびいていて、 それなのに 昨日も今日も 雪が降りつづいています。            

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2021年06月05日
056回「わが背子が 古き垣内の 桜花」

あなたの 以前の屋敷の庭の 桜の花は、 まだつぼみのままです。 一目見に来なさいよ。            

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