まんれきブログ
まんれきブログ記事一覧
- 2021年05月28日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 055回「ぬばたまの 夜渡る月を 幾夜経と」
(ぬばたまの) 夜空を渡ってゆく月を見て、 もう幾夜経(た)ったかと数えながら、 いとしい人は わたしを待っていることだろう。
- 2021年05月21日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 054回「しなざかる 越の君らと かくしこそ」
(しなざかる) 越の国のあなたがたと、 こうやって 柳をかずらにして 楽しく遊ぼう。
- 2021年05月15日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 053回「二上の 山に隠れる ほととぎす」
二上(ふたがみ)の 山にこもっている ほととぎすよ、 今すぐ鳴いてくれないか。 わが君にお聞かせしたい。
- 2021年05月07日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 052回「朝開き 入江漕ぐなる 梶の音の」
朝早く港を出て 入江を漕いでいる 舟の櫂(かい)の音のように、 しきりに わが家のことが思われる。
- 2021年04月30日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 051回「ほととぎす こよ鳴き渡れ 灯火を」
ほととぎすよ、 ここを鳴いて通っておくれ。 灯火を 月の光に見立てて、 せめてその姿でも見たいものだ。
- 2021年04月23日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 050回「多祜の崎 木の暗茂に ほととぎす」
多祜(たこ)の崎の 木陰が暗くなるほどの茂みに、 ほととぎすが 来て鳴き立ててくれたら、 こんなにも恋い慕うことなどないのに。
- 2021年04月16日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 049回「めづらしき 君が来まさば 鳴けと言ひし」
すばらしい あなたが来られたら 鳴け、と言っておいた 山ほととぎすよ、 なぜ来て鳴かないのか。
- 2021年04月09日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 048回「おろかにそ 我は思ひし 乎布の浦の」
おろそかに 私は思っていたことだ。 乎布の浦の 荒磯(あらいそ)のあたりは、 見ても見飽きないですね。
- 2021年04月03日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 047回「垂姫の 浦を漕ぐ舟 梶間にも」
垂姫の 浦を漕ぐ舟の 櫂(かい)を取るほどの、わずかな間でさえも、 奈良のわが家を 忘れてしまったりするものか。片時も忘れられないものだ。
- 2021年03月27日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 046回「浜辺より わがうち行かば 海辺より」
浜辺を通って わたしが行ったならば、 沖(おき)のほうから 迎えに来てくれないものか、 海人(あま)の釣舟が。