高岡市万葉歴史館
〒933-0116 富山県高岡市伏木一宮1-11-11
(とやまけん たかおかし ふしきいちのみや)
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まんれきブログ

まんれきブログ記事一覧

2020年10月30日
026回「わが背子は 玉にもがもな ほととぎす」

あなたが 玉であればよいのになあ。 ほととぎすの 声と一緒に糸に通して、 手に巻いて行きたいものだ。          

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2020年10月25日
025回「片貝の 河の瀬清く 行く水の」

片貝の 川の瀬も清く 流れゆく水のように、 絶えることなく ずっと通い続けてこの山を見よう。          

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2020年10月23日
024回「立山に 降り置ける雪を 常夏に」

立山に 降り置いている雪は、 夏のいま 見ても見あきることがない。 神の山だからにちがいない。            

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2020年10月18日
023回「奈呉の海の 沖つ白波 しくしくに」

奈呉の海の 沖に立つ波のように、 しきりに 思い出されることでしょう。 旅立ってお別れしてしまったならば。          

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2020年10月16日
022回「玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の」

(たまくしげ) 二上山に 鳴く鳥の 声の恋しい 時がやってきた。          

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2020年10月11日
021回「渋谿の 崎の荒磯に 寄する波」

渋谿(しぶたに)の 崎の荒磯(あらいそ)に うち寄せる波のように、 いよいよしきりに、 遠い昔のことがしのばれます。          

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2020年10月07日
020回「春花の うつろふまでに 相見ねば」

春花が 散り果てるまで 逢っていないので、 月日を指折り数えて、 いとしい妻は待っていることでしょう。          

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2020年10月04日
019回「葦垣の 外にも君が 寄り立たし」

葦の垣根の 外でもあなたが 寄り立たれながら 恋い慕ってくださったからこそ、 夢に見えたのですね。          

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2020年10月02日
018回「山吹は 日に日に咲きぬ うるはしと」

山吹は 日ごとに咲いています。 すばらしいと わたしが思うあなたのことが、 しきりに恋しく思われてなりません。          

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2020年09月30日
017回「山吹の 茂み飛び潜く 鶯の」

山吹の 茂みを飛びくぐって鳴く 鶯の 声を聞いていられる あなたは、なんとうらやましいことか。          

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