まんれきブログ
まんれきブログ記事一覧
- 2020年09月30日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 017回「山吹の 茂み飛び潜く 鶯の」
山吹の 茂みを飛びくぐって鳴く 鶯の 声を聞いていられる あなたは、なんとうらやましいことか。
- 2020年09月27日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 016回「鶯の 来鳴く山吹 うたがたも」
鶯(うぐいす)が やって来て鳴く山吹ですが、 よもや あなたが手を触れないままに、 花が散ることはないでしょう。
- 2020年09月25日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 015回「鶯の 鳴き散らすらむ 春の花」
鶯(うぐいす)が 鳴いては散らしているだろう 春の花を、 早くあなたと手折って 髪に挿したいものです。
- 2020年09月20日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 014回「春の花 今は盛りに にほふらむ」
春の花は、 今を盛りと 咲きにおっていることでしょう。 手折って髪に挿す 手力があったらよいのに。
- 2020年09月17日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 013回「白波の 寄する磯廻を 漕ぐ舟の」
白波の うち寄せる磯辺を 漕ぐ舟が 櫂をしきりに動かすように、 絶えず恋しく思われたあなたですよ。
- 2020年09月13日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 012回「かからむと かねて知りせば 越の海の」
こうなると 前々から知っていたならば、 この越の海の 荒磯にうち寄せる波も 見せてやるのだったのに。
- 2020年09月11日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 011回「奈呉の海人の 釣する舟は 今こそば」
奈呉の海人たちが 釣りをする舟は、 今こんな時こそ 舟の棚板を威勢よくたたいて、 無理してでも漕ぎ出してくれればいいのに。
- 2020年09月06日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 010回「ぬばたまの 夜はふけぬらし 玉くしげ」
(ぬばたまの) 夜はすっかり更けたようです。 (玉くしげ) 二上山に 月も傾いてきました。
- 2020年09月03日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 009回「馬並めて いざ打ち行かな 渋谿の」
馬を並べて、 さあ出かけよう。 渋谿の 清らかな磯辺に 打ち寄せる波を見に。
- 2020年08月30日越中万葉歌を読む~越中万葉かるたの世界~
- 008回「雁がねは 使ひに来むと 騒くらむ」
雁は 使いとしてやって来ようと 鳴き騒いでいることでしょう。 秋風が寒くなってきたので、 その川のほとりで。