高岡市万葉歴史館
〒933-0116 富山県高岡市伏木一宮1-11-11
(とやまけん たかおかし ふしきいちのみや)
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まんれきブログ

まんれきブログ記事一覧

2022年04月29日
書家清水真弓氏揮毫の万葉歌碑の除幕式開催

 4月29日、書家の清水真弓氏より万葉歌碑の寄贈がありました。  大伴家持が二上山を詠んだ下記の歌碑になります。 玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の 聲の恋しき 時は来にけり 大伴家持(巻17・三九八七)  当館には開館当初から正面玄関に二上山を詠んだ長歌「二上山の […]

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2022年04月23日
097回「降る雪を 腰になづみて 参り来し」

降り積もる雪に 雪に腰まで埋もれて 参上した 苦労の甲斐がありましたね、 年の初めに。          

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2022年04月14日
096回「この雪の 消残る時に いざ行かな」

この雪が 消えてしまわないうちに、 さあ出かけよう。 やぶこうじの 実が雪に照り輝くさまも見よう。          

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2022年04月06日
095回「あしひきの 山のもみちに しづくあひて」

(あしひきの) 山のもみじが、 時雨のしずくとともに 散る山道を、 あなたは越えて行くのですね。          

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2022年03月30日
094回「わがやどの 萩咲きにけり 秋風の」

わが家の庭の 萩が咲いたよ。 秋風が 吹いてくるのを待っていたら、 待ちきれないからだろうか。          

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2022年03月23日
093回「鮪突くと 海人の燭せる いざり火の」

鮪突き漁(まぐろつきりょう)で 海人(あま)がともしている 漁り火(いさりび)のように、 表にはっきりと出してしまおうか、 わたしの胸のうちを。          

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2022年03月16日
092回「世間の 常なきことは 知るらむを」

世の中が 常でないことは ご存じでしょうに、 くよくよなさるな、 ますらおの身なのだから。          

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2022年03月09日
091回「あゆをいたみ 奈呉の浦廻に 寄する波」

あゆの風が激しく吹いて 奈呉の浦辺に 寄せる波のように、 ますますしきりに 恋しく思いつづけています。          

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2022年03月03日
090回「藤波の 茂りは過ぎぬ あしひきの」

藤の花の 盛りは過ぎました。 (あしひきの) 山にいるほととぎすよ、 どうして来て鳴かないのだ。          

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2022年02月26日
089回「渋谿を さしてわが行く この浜に」

渋谿(しぶたに)を 目指してわれらが行く この浜で、 月を飽きるまで眺めよう。 馬をしばらく止めよ。          

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