高岡市万葉歴史館
〒933-0116 富山県高岡市伏木一宮1-11-11
(とやまけん たかおかし ふしきいちのみや)
TEL:0766-44-5511 FAX:0766-44-7335お問い合わせ

まんれきブログ

まんれきブログ記事一覧

2022年04月14日
096回「この雪の 消残る時に いざ行かな」

この雪が 消えてしまわないうちに、 さあ出かけよう。 やぶこうじの 実が雪に照り輝くさまも見よう。          

続きを読む

2022年04月06日
095回「あしひきの 山のもみちに しづくあひて」

(あしひきの) 山のもみじが、 時雨のしずくとともに 散る山道を、 あなたは越えて行くのですね。          

続きを読む

2022年03月30日
094回「わがやどの 萩咲きにけり 秋風の」

わが家の庭の 萩が咲いたよ。 秋風が 吹いてくるのを待っていたら、 待ちきれないからだろうか。          

続きを読む

2022年03月23日
093回「鮪突くと 海人の燭せる いざり火の」

鮪突き漁(まぐろつきりょう)で 海人(あま)がともしている 漁り火(いさりび)のように、 表にはっきりと出してしまおうか、 わたしの胸のうちを。          

続きを読む

2022年03月16日
092回「世間の 常なきことは 知るらむを」

世の中が 常でないことは ご存じでしょうに、 くよくよなさるな、 ますらおの身なのだから。          

続きを読む

2022年03月09日
091回「あゆをいたみ 奈呉の浦廻に 寄する波」

あゆの風が激しく吹いて 奈呉の浦辺に 寄せる波のように、 ますますしきりに 恋しく思いつづけています。          

続きを読む

2022年03月03日
090回「藤波の 茂りは過ぎぬ あしひきの」

藤の花の 盛りは過ぎました。 (あしひきの) 山にいるほととぎすよ、 どうして来て鳴かないのだ。          

続きを読む

2022年02月26日
089回「渋谿を さしてわが行く この浜に」

渋谿(しぶたに)を 目指してわれらが行く この浜で、 月を飽きるまで眺めよう。 馬をしばらく止めよ。          

続きを読む

2022年02月19日
088回「わが背子が 捧げて持てる ほほがしは」

あなたが 捧げて持っておられる ほおの木の葉は、 まことにそっくりですね、 青いきぬがさに。          

続きを読む

2022年02月12日
087回「家に行きて 何を語らむ あしひきの」

家に帰って 何を土産話にしようか。 (あしひきの) 山にいるほととぎすよ、 一声だけでも鳴いてくれ。          

続きを読む

s
S